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Ridgemill Estate
Ridgemill Estate
次に訪れたのは、グラニットベルトでもひときわ『革新的なワイナリー』として知られる、Ridgemill estate (リッジミル・エステート)。
醸造責任者のピーターが、温かな笑顔で迎えてくれました。
印象的だったのは、彼らがこの地に初めて持ち込み生産に着手した、ぶどう『サペラヴィ』のお話です。
それは、緻密な計算からではなく、『ボスが持ち帰ったサペラヴィのワインが、たまらなく美味しかったから』という、純粋な感動から始まったといいます。
『自分達の手で、この味をつくりたい』
その一途な思いで植えられたサペラヴィは、不思議なほどにこの地のテロワールに馴染みました。
本場ジョージアのコンクールで金賞に輝き、今や世界的な評価を受ける至極の一杯。
けれどピーターは、そんな苦労や栄誉を語るよりも先に、
『WYP』
(Wet Your Pants )
という名のワインをおどけて紹介してくれました。
『思わず漏らしちゃうほど美味しい!』
そんな遊び心を忘れない彼らに、醸造家としての懐の深さを感じずにはいられません。
『美味しい』という直感を信じ、自然と共に歩んできた時間。
グラスに注がれた深い色調のワインは、力強く、でも優しく、作り手の喜びを伝えてくれるようでした。
追伸
替えのパンツは?
必要でした!
文・写真:@shishidon_wine(醸し塾 伝道師)