06CHAPTER 6 / 28
Stanthorpe Honey
Stanthorpe Honey
ブリスベンから車で約4時間。
雄大な景色を眺めながら、グラニットベルトへ向かいました。
途中、グレートディバイディング山脈を越えていきます。
この地域は標高700〜1000m。
昼夜の寒暖差が大きい土地です。
日中、植物は豊かな太陽の光を浴びて養分を蓄え、夜の冷え込みがその養分を逃さず閉じ込める。
そんな環境で育つワイルドフラワーから生まれるのが
Stanthorpe Honey です。
蜂蜜を作っているのはニュージーランド出身のニックとジョリーン夫妻。
ジョリーンは国立公園などの自然環境を守るパークレンジャーでもあります。
訪れたとき、最初に出迎えてくれたのは
人懐っこくてとても可愛いワンちゃんでした。
ジョリーンが研究の一環として自宅の庭に植え続けてきたワイルドフラワーは、20年の歳月をかけて、まるで小さな国立公園のような庭へと育っていました。
オーストラリアには、Melaleuca (マラルーカ)と呼ばれるフトモモ科の木が約2000種類もあるそうです。
ニュージーランドのマヌカと似た仲間の植物で、この花から採れる蜂蜜は、古くからこの土地で親しまれてきました。
彼らの蜂蜜は、非加熱のローハニー。
1匹の蜂が一生かけて作れる蜂蜜は、ティースプーン1杯にも満たないそうです。
巣から取り出したばかりのハニーコムを、チーズと一緒にクラッカーにのせて試食。
濃厚で香り高く、どこか懐かしさを感じる甘さでした。
自然と共に生き、丁寧につくられる蜂蜜。
忘れられない味です。
この旅は、まだまだ続きます。
次はグラニットベルトのワイナリーへ。
文・写真:@shishidon_wine(醸し塾 伝道師)