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The Ballandean Pub
『The Ballandean Pub』
ワイナリーを巡る濃密な時間を経て、心地よい充実感に包まれながら訪れたのは、明るく開放的な空気で出迎えてくれる、
『The Ballandean Pub 』(バランディーンパブ)
ここでいただいたのは、サクサクに揚げられたチキンに、ジューシーなトマトソース、そしてこれでもか!というほど豪快にチーズがのった一皿。
これはチキン・パルマと言って、オーストラリアのパブ飯の王道。地元の人たちにも大人気のメニューです。
一口食べれば、これがもう、冷たいビールに合わないわけがありません!
みんなでビールを掲げて最高の乾杯。
でも、私の頭の中には、グラニットベルトで出逢ったワインたちの味わいが次々と浮かんでいました。
レモンを絞るような感覚で、酸味がキリッとした爽やかな白ワインを合わせたら最高だろうな、、、
いや、揚げたチキンのジューシーな脂を、少しだけ冷やしたちょっと渋めの赤ワインで迎え撃つのも絶対に美味しいはず、、、
これまでの旅を通して、素晴らしい造り手たちの哲学に触れてきたからでしょうか。気付けば、目の前の一皿に対して「どんなお酒を合わせたらもっと自由で、もっと楽しくなるか」という想像力の翼が、驚くほど自然に広がるようになっていました。
「こう合わせるべき」という固定観念ではなく、自分の感覚で食卓をクリエイトする自由な楽しさ。
この旅は、私にそんな「食を楽しむ力」を確かに授けてくれた気がします。
お腹も心も満たされた私たちは、次なる目的地、美しい港町『バイロンベイ』へと車を走らせます。
文・写真:@shishidon_wine(醸し塾 伝道師)