22CHAPTER 22 / 28
水の都、Ballina
水の都、Ballina
グラニットベルトを離れて、旅は次なる舞台へ。
長く過ごした愛着のあるワイナリーの土地を後にし、私たちは海と川が交わる水の都、バイロンベイエリアのバリナへとやってきました。
今回滞在したのは、リッチモンド川のほとりに佇むラマダホテル。
お部屋もとても素敵で、バルコニーに出ると目の前には美しい川の景色が広がっていました。
流れる水をただゆったりと眺める。
まるで時間を忘れてしまうかのよう。
ホテルの外に出て、同じように川を眺めていた時には、なんと目の前にイルカが姿を現してくれたのです!
朝日や夕日に照らされる美しい水面、ぽつぽつと停泊する船、時折り跳ねる魚たち。
近くでは、小さな船で静かに漁をする人の姿もありました。
何より印象的だったのは、早朝や夕方に心地よい風を浴びながら、気持ち良さそうにジョギングをしている人たちの姿。
旅と生活の境目がまるでないような、そんな情景。
『暮らすように旅をする』
旅先であっても、自分の日常や心地よい時間を大切にしている。
そんな彼らの姿が本当に素敵で、深く感心させられました。
バルコニーでも、川辺でも、頬をなでる心地よい風に吹かれながら。
終わりに近づくこの旅のひとときを、大切に味わいたいと思います。
文・写真:@shishidon_wine(醸し塾 伝道師)